NetBSD お遊び日記 (2003年2月)。
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2003/02/01

[x68k/build] 今週もまたビルド失敗。今度は malloc まわり。 nathanw_sa、GNU ものいろいろ更新、daddr_t 64ビット化、malloc の変更と 立て続けに大物が commit されてて x68k はここんところずっとビルドできない。


2003/02/02

[etc] 謎集会。しかし日曜の朝8時て。 前日コロンビア帰還事故のニュースを2時すぎまで見てた割には起きれたけど。

[x68k/boot_ufs] daddr_t が64ビットになって boot_ufs (UFS から /boot を読み込むプライマリブートローダ) が動作しなくなってた。 他の port でも同様らしくて、そもそも /boot を読み込むのにメモリ上の (ディスク上のパラメータは今回の変更ではもともと 32bit のまま変更ない らしい) daddr_t を64ビットにする必要ってないよな、という結論に至った らしく、-D__daddr_t=int32_t とかいうフラグをつけてコンパイル すれば daddr_t が 32bit のままになるように libsa あたりが変更された。 なので x68k でも便乗してみたところ、無事動作したので commit しておく。

[x68k/libsa] あと x68k/stand/libsa って sys/lib/libsa で 変更があるたびにオブジェクトが足りねえといって怒られるんだけど、 他の port ではどうなってんだろ。 セルフビルドしかできなかった頃は使わないものまで全部リンクするなんて もってのほかだったかも知れないけど、i386 でがりがりクロスビルドできる 時代なので、さっさと全部リンクしといたほうがメンテナンスは楽よね。

[x68k/build] てことで、めでたく2週間ぶりにビルド成功。

[x68k/netboot] netboot を使ってカーネルを読み込むと db に落ちた時にちゃんとラベルが表示された。よかったよかった。 しかも loadbsd.x (というか ftp.x) 使う方法よりもものすごく信頼性が高い。 たまーに NE2000 の初期化あたりで逝ってしまわれることがあるけど、 起動直後だし CTL+OPT1+DEL でリブートも効くのであまりロスではない。

[x68k/netboot] しかし世に発表しようとするといろいろ 細かいところを整備しないといけなくて面倒...。 誰か見たい人がいたらせっついて下さい。


2003/02/03

[etc/WinX68k] Windows 用 X68000 エミュレータの WinX68k (けろぴー) が開発終了したとのこと。お疲れさまでした。といっても使ったことないけど(汗。 最終版のソースコードも公開されてたので (というか今までもソース公開 してあったのね、知らなかった)、見てみた。 68000 コアはさすがにばりばりアセンブリ。しかしこの Z80 っぽい ニーモニックはなんだろう(笑)。 X68k 部分は (ちょっと Windows ちっくなスタイルだけど) C で書いてあって 結構読みやすい方かも。 一応 Windows 依存部分とは分かれてるみたいだし、 もしやこれは私が gtk を (一から) お勉強すれば UNIX 用...(以下略)。 あと、どうせ MPU コアのソースは gas じゃ読めないっぽい i386 コードなので、 コアだけ Basilisk のコアと置き換えればもしや UNIX で NetBSD/x68k の 動く X6803... (身のほど知らずで不謹慎なので以下略)。

[etc/WinX68030] その WinX68k から派生した WinX68030 という 唯一の X68030 エミュレータがあって、そっちを使ってみた。 X68030 なのでさすがに MPU は 68EC030 をエミュレートしてるわけで NetBSD は動かないけど、とりあえずそれを承知で sysinst.fs を 突っ込んで起動してみる。

お、すげー、でーもん君が表示される (NetBSD/x68k の /boot では デーモン君のイメージを表示してるのです)。でも fd0a:netbsd が 見つからないといって止まる。ここ(ブートローダ)ではまだ MMU は 使ってないはずなので 68EC030 であっても動くと思うんだけどな...。 まだ 68(EC)030 コアのエミュレーションが不足してんのかしら。 と思っても調べる方法が分からないので、とりあえずほっとく。

[x68k/Basilisk] って Basilisk のコアも MMU はサポートして ないのねん...。

[etc/WinX68k] もう一つソース読んでて当たり前なことに気付いたけど、 SxSI ってエミュレータ側に対応が必要なのね。 SASI のオプションに「パリティ発生器 あり/なし」とかあったら かっこいいなあ。それいうと SASI チップのエミュレーションとその先の デバイスのエミュレーションを別々にやらんといかんのね。 マジで作ろうと思うと大変そう。 いや、こっちはマジで作る気じゃないからいいんだけど。 そもそも X68030 には SASI はついてないし、とか。


2003/02/05

[etc/XM6] XM6 (Windows 用 X68000 エミュレータ) を インストールして使ってみた。これはすごい。 わたしゃゲーム命じゃないので速度優先のエミュレータよりも こういう機能重視のエミュレータには非常に惹かれるものがある (注: 別に速度重視のエミュレータを批判してる訳じゃないです、 実機と同じ速度で動かなければそれもある意味正しいエミュレーションが 出来てない訳ですから、ま、要はどっちを優先して実装を進めてるかの 過程の問題だけで)。

[etc] なんか netboot が意外と簡単に動いたので、 軽く創作意欲喪失気味。久々にエミュレータ熱が再発したりするけど さすがに 68(!EC)030 エミュレータとかいう無謀な課題に取り組むほど 若くはないしなあ。


2003/02/20

[etc/m68k] 結局手をつけてしまった...。 これでも(当時)世界初(自称)の R800 エミュレータ (たぶん命令の解釈実行のみ) を作ったことがあるので、今回もなんとかなるだろうと安易に考えてたけど、 さすがにアドレッシングモードが多くてややこしい。 m4 (マクロプリプロセッサ) って便利ねー。


2003/02/22

[atari/autoconf] 1週間前くらいまでの @netbsd.org の ML を 読み終わる。ほとんど n 押してただけ(mew)ともいうけど。 sys/arch/atari/atari/autoconf.c 1.44 って syntax error な気がするんだけど 気のせいかしら。 [続き]

[MI/libsa] PR#20314 で rarp.c で RARP_DEBUG をつけたら コンパイルでけへんって言ってる vax な人がいる。最近ちょうどこのあたり やってたから感覚は分かるんだけど (いやそれ以前に簡単な修正なんだけど) commit してもいいのかしら。


2003/02/27

[MI/smbfs] smbfs てのをサポートしたらしい。samba してる 人のディスクを NFS っぽくマウントできるってことかしら。

[MI/S-ATA] NetBSD って S-ATA サポートしてたんだ、知らなんだ(汗。


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